音響工学でがん患者さんに
新たな未来をもたらす

Sonics Brings New Future to Cancer Patients

SONIRE

ソニア・セラピューティクス株式会社(ソニア)は、最先端の研究をおこなっているアカデミアから創出された音響工学(超音波)技術を用いた次世代型超音波ガイド下集束超音波(HIFU:high-intensity focused ultrasound)治療装置を開発しています。

注意:当社HPの記載は開発中の装置の開発状況を示しているもので、当該装置の宣伝や広告を目的とするものではありません。また事業者および投資家を対象に情報提供することを目的として作成したHPとなっております。

Sonics Future SONIRE

現在、がんに対する新たな治療法が開発され、選択肢も広がりつつありますが、まだ治療法が限られている難治がんが存在します。
ソニアは、新たな治療モダリティとして次世代超音波ガイド下HIFU治療装置を開発し、がんで苦しむ患者さんおよびそのご家族に新たな未来をもたらしたいと考えています。

NEWS

CONCEPT

膵癌に対する
新たな治療モダリティの創出を目指して

がんについて

現在、2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなります。

がんに罹患する確率

男性

63%

女性

48%

がんで死亡する確率

男性

34%

女性

26%

(出典:「国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービス 2021年08月03日更新
(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)」より作表、作図)

がんの5年相対生存率

がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際対がん連合採用のがんの分類法。がんの広がり方を基準として、
大きく0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期の5段階に分けられている。
(出典:「国立研究開発法人国立がん研究センター 2020.3.17更新(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html)」より作表、作図)

また、がんの種類によって治療効果は異なり、生存率も異なります。
その中でも膵癌は、生存率が10%未満であり、難治癌の一つと言われています。
ソニアは、その膵癌を最初の治療対象とし、
新たなソリューションを提供すべくHIFU治療の開発を進めています。

HIFUについて

集束超音波(high-intensity focused ultrasound;HIFU)治療とは、
手術のように体を傷つけることなく、がんなどを治療できる方法です。

治療イメージ

超音波トランスデューサという機器によって体外で超音波を発生させ、これを体内の対象部位に集束させます。HIFU が生体組織を伝播する際に、超音波エネルギーの一部が吸収されて熱となります。このため超音波強度の高い HIFU 焦点領域において著しく温度が上昇し、組織の加熱、壊死が起こり治療することができます。
この治療効果を用いて下記のように広範囲で活用されています。

現在HIFUが活用されている
疾患(日本国内)

  • 前立腺肥大
  • パーキンソン病
  • 本態性振戦

当社では日本国内では活用されていないがん領域での適応を目指しています。

リサーチコラボレーター

我々は様々な研究機関とコレボレーションしてHIFUの開発を行っています。

TECHNOLOGY

ソニアの技術について

  • ・短時間での治療が可能
  • ・超音波ガイドにより治療域をクリアに表示

という2つの特徴をもつ超音波ガイド下HIFU治療装置を開発しています。

これを実現するためにソニアはキャビテーション気泡を発生させるというアプローチをとっています。キャビテーションとは、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象です。ソニアは、超音波圧によって発生したキャビテーション気泡による超音波エネルギーの吸収性を利用し、加熱効果を高め、短時間での治療を可能にする技術を持ち合わせています。

また、HIFUの音波と超音波ガイドによる音波の共振により治療域の確認が困難になりますが、ソニアは治療域にキャビテーション気泡を発生させることで、治療域の可視化を図っています。

現在、ソニアはこの次世代型のHIFU治療装置を開発しており、数年内にがん領域での実用化を目指しています。

難治がんに対する
次世代療法

- 世界初の気泡援用USガイド下集束超音波(HIFU)治療装置の開発 -

High Intensity Focused Ultrasound

HIFU(ハイフ)

次世代型USガイドHIFU治療装置

HIFU治療の作用機序

超音波エネルギーを集中

加熱 / 壊死

USガイドHIFU治療装置は、超音波(US)イメージングで患部をモニタリングしながら、集束超音波(HIFU)を照射して“がん”を加熱、壊死させます。

HIFU治療のメリット
低侵襲のため
体の負担が少ない
日帰り治療で
働きながら治療を受けられる
放射線と異なり
繰り返し治療ができる

当社HIFU装置の特長

当社が開発する次世代型USガイドHIFU治療装置は、
当社独自の照射システム、USガイドシステム、ロボット誘導システムを搭載しています。

01 HIFU干渉低減法による治療中の視野確保

術者の視野を確保した上での照射

02 キャビテーション気泡援用による治療域の可視化

術者の視野を確保した上での照射
超音波パルスで発生したキャビテーション気泡により治療箇所を確認しながらの治療を実現

03 キャビテーション気泡援用による高い加熱効率

04 マルチチャンネル多点照射による高い治療効率

加熱、壊死効果による、治療時間の短縮を実現

05 ロボット誘導による高精度・直感的な位置決め

精密駆動モード
mm単位の照射位置制御
マニュアルモード
直感的な位置決め

計画通りの精密な治療を簡便な操作で実現

COMPANY

会社概要

会社名
ソニア・セラピューティクス株式会社
(SONIRE Therapeutics Inc.)
取締役
代表取締役社長兼CEO:佐藤 亨
取締役兼COO:岡本 淳
社外取締役:木村紘子(FTI)
社員数
17名
本店所在地

〒160-0023
東京都新宿区西新宿1丁目23番1号 TK新都心ビル5階

設立
2020年2月
決算月
12月
資本金
2,543百万円(資本準備金含む)
事業内容
超音波ガイド下集束超音波(HIFU)治療装置の開発
許認可 / 登録
第一種医療機器製造販売業(許可番号13B1X10386)
医療機器製造業(登録番号13BZ201664)

設立経緯

ソニアは、東京女子医科大学、東北大学、東京医科大学で10年以上掛けて築き上げてきた技術、ノウハウ、レギュラトリーサイエンスの実績を活用して、次世代型超音波ガイド下HIFU治療装置を開発しています。

  • 2008
  • 2009
  • 2010
  • 2011
  • 2012
  • 2013
  • 2014
  • 2015
  • 2016
  • 2017
  • 2018
  • 2019
  • 2020

東京医科大の
研究

中国製HIFUを用いた膵がん臨床研究
(東京医科大学消化器内科独自研究)

東京女子医大・
東北大の研究

2009-2013
内閣府最先端研究開発支援(FIRST)
プログラム「ナノテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション」
2011-2016
METI戦略的国際標準化加速事業
国際標準共同研究開発・普及基盤構築/国際標準共同研究開発
2012-2016
革新的医療品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業
2013-2021
革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)
「スマートライフケア社会への変革を先導するものづくりオープンイノベーション拠点」

合流

2014-2018
AMED未来医療を実現する先端医療機器・システムの研究開発事業
「安全と医療効率の向上を両立するスマート治療室の開発」
2015-2017
AMED医療機器開発推進研究事業
「集束超音波治療機器とドラッグデリバリーシステムを組合せた
音響力学的療法の実用化開発」

メンバー

佐藤 亨
代表取締役社長兼 CEO/ 創業者
岡本 淳
取締役兼COO/ 創業者
吉澤 晋
CTO/ テクニカルファウンダー
梅村 晋一郎
テクニカルアドバイザー
村垣 善浩
サイエンティフィックアドバイザー/
サイエンティフィックファウンダー
木村紘子
社外取締役
安西 智宏
監査役

サポーターズ

支援先/加盟団体

COINSロゴ LINK-Jロゴ

インベスターズ

FTIロゴ ニッセイロゴ 野村スパークロゴ SBIロゴ FFGロゴ MUFGロゴ 大和企業投資ロゴ HigoBanlGroupロゴ -りそなロゴ カーボンベンチャーズロゴ QRインベストメント JSTロゴ epiSTロゴ Spurcleロゴ JA三井リースロゴ
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業務提携先

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CONTACT

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