当社技術の基盤となる集束超音波治療に関する臨床研究結果がUltrasound in Medicine & Biology に掲載

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:佐藤 亨、以下「当社」)は、当社の技術的基盤となっている集束超音波(HIFU)を用いた音響力学的療法(SDT: Sonodynamic Therapy)に関する臨床研究の結果が、学術ジャーナル「Ultrasound in Medicine & Biology」に掲載されたことをお知らせいたします。

本論文は、当社設立以前に、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)医療機器開発推進研究事業の支援を受け、東京女子医科大学、東北大学、東京医科大学を中心とする共同研究体制のもとで実施された研究成果をまとめたものです。

論文概要:
タイトル:First-in-Human Safety and Efficacy Study on Combination of High-Intensity Focused Ultrasound Sonication and Micellar Nanoparticle-Encapsulated Epirubicin, K-912: A Novel Sonodynamic Therapy for the Treatment of Refractory Abdominal Cancers.
掲載誌:Ultrasound in Medicine & Biology
論文URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0301562925004193

研究内容:
本臨床研究は、トリガーパルスシーケンスを搭載した集束超音波治療装置と薬剤(エピルビシンミセル/K-912)を組み合わせた新たな音響力学的療法(SDT)について、その安全性および有効性を検討した世界初のヒト臨床試験(First-in-Human)です。切除不能な膵癌(11例)および肝内胆管癌(1例)の計12例を対象に実施されました。

当社における位置づけ:
本研究で確立された技術および治療コンセプトは、当社創業メンバーが中核となって創出したものです。本治療法は、当社が現在開発を進める集束超音波治療の将来展望の一つとして位置づけています。

今後の展望:
当社は、今回掲載された研究成果を重要な科学的基盤として、集束超音波治療の社会実装を目指し、今後も研究開発および関連機関との連携を進めてまいります。

本論文で報告された音響力学的療法(SDT)は現在開発中の未承認の治療法であり、現時点で一般の患者さまにご提供できるものではないことをご了承ください。

ソニア・セラピューティクス 代表取締役社長兼CEO 佐藤 亨、第25回 Japan Venture Awardsで「中小機構理事長賞」を受賞

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 佐藤 亨、以下 ソニア)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催する第25回 Japan Venture Awardsにおいて、中小機構理事長賞を受賞しましたので、お知らせいたします。

Japan Venture Awardsは、革新的かつ潜在成長力の高い事業や、社会課題の解決に資する事業を行う、志の高いスタートアップの経営者を称える表彰制度です。本受賞は、医療系ディープテックという社会実装の難易度の高い領域において、当社が取り組んできた研究開発および社会実装に向けた活動が評価されたものと受け止めております。 受賞結果については下記HPをご参照ください。
https://j-venture.smrj.go.jp/assets/pdf/2025pressrelease_sokuho.pdf

当社は、創業時に当社の社名に込めた思いである「音響工学(超音波)でがん患者さん、そしてそのご家族に希望に満ちた新たな未来をもたらす」を実現するため、今後も事業推進に邁進してまいります。

ソニア・セラピューティクス代表佐藤亨が「第25回Japan Venture Awards」にノミネートされました

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼CEO:佐藤 亨、以下「当社」)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が主催する「第25回Japan Venture Awards」にノミネートされたことをお知らせいたします。

Japan Venture Awardsは、革新的かつ潜在成長力の高い事業や、社会的課題の解決に資する事業を行う、志の高いスタートアップの経営者を称える表彰制度です。12月18日(木)に虎ノ門ヒルズフォーラムで行われる表彰式にて、経済産業大臣賞および科学技術政策担当大臣賞などの各賞の受賞者が発表される予定です。

詳細はJVAのプレスリリースをご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001824.000021609.html

当社は、創業時に当社の社名に込めた思いである「音響工学(超音波)でがん患者さん、そしてそのご家族に希望に満ちた新たな未来をもたらす」を実現するため、今後も事業推進に邁進してまいります。

従業員の賃金引上げについて

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼CEO:佐藤 亨、以下「当社」)は、2026年度における従業員の賃金を引上げることをお知らせいたします。

【賃上げ概要】
対象者:正社員、契約社員
時期  :2026年度
上昇率:1.5%

当社は、創業時に当社の社名に込めた思いである「音響工学(超音波)でがん患者さん、そしてそのご家族に希望に満ちた新たな未来をもたらす」を実現するため、今後も事業推進に邁進してまいります。

ソニア・セラピューティクスと東京薬科大学の共同研究成果が論文掲載されました

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:佐藤 亨、以下「当社」)は、当社と東京薬科大学との共同研究成果が学術論文として掲載されたことをお知らせいたします。本研究は、東京薬科大学 薬学部 薬学科 免疫学教室 多田 塁 准教授、薬物送達学教室 根岸 洋一 教授との共同研究による成果です。

論文概要は下記となります。
タイトル:Cavitation bubble-assisted high-intensity focused ultrasound induces abscopal immune responses
掲載誌:International Immunopharmacology
論文URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1567576925015565

この研究では当社のHIFU(開発コード:Suizenji)と同じ原理のマウス用HIFUを用い腫瘍免疫賦活効果が検討されました。左右両側にがん細胞を移植したマウスの右側のみにHIFU照射を行った結果、無治療の左側の腫瘍においても明らかな腫瘍増大を抑制する効果が観察されました。詳細なメカニズム解析により、腫瘍に集まってくる腫瘍を攻撃するT細胞が増加しており、HIFUがCD8陽性T細胞依存的な腫瘍免疫を活性化させることで、遠隔転移巣にも影響し得ることが明らかになりました。

当社は、創業時に当社の社名に込めた思いである「音響工学(超音波)でがん患者さん、そしてそのご家族に希望に満ちた新たな未来をもたらす」を実現するため、今後も事業推進に邁進してまいります。

以上

米国子会社設立のお知らせ

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:佐藤 亨、以下「当社」)は、2025年9月1日付で米国子会社「SONIRE Therapeutics Inc.」を設立いたしましたのでお知らせいたします。

当社は2025年8月1日付で⽶国⾷品医薬品局(FDA)に提出しておりました治験申請(IDE申請)が正式に承認されたことを受け、米国における臨床試験や事業展開を加速させるため、米国子会社を設立いたしました。

米国子会社は、カリフォルニア州パロアルトに位置するJapan Innovation Campus(JIC)内に拠点を置きます。JICは、経済産業省と森ビルが主導して設立された、日本のスタートアップが米国での事業展開を進めるための支援拠点です。

米国子会社概要
社名:SONIRE Therapeutics Inc.
住所:214 Homer Ave, Palo Alto, CA 94301(Japan Innovation Campus内)
代表者:Tohru Satoh

当社は、創業時に当社の社名に込めた思いである「音響工学(超音波)でがん患者さん、そしてそのご家族に希望に満ちた新たな未来をもたらす」を実現するため、今後も事業推進に邁進してまいります。

※ IDE(Investigational Device Exemption):米国において未承認の医療機器を用いて臨床試験を実施する際に、通常患者への使用に先立って求められる承認や届出(PMAや510(k)など)の一部を、治験に限って免除する制度。